飼い主さんのお悩みを伺いました。
《飼い主さんのお悩み》大事な愛犬においしい手作りご飯を作ってあげたいと思っています。ぜったい健康でいてほしいのです。でも、作っているレシピの栄養バランスが良くなかったら?手作りごはんで愛犬の健康を損ねてしまったらと思うと心配です。
手作りごはんを作っていて「栄養バランスは大丈夫かしら?」と心配になることってありますよね。体は食べたものによって作られるのですから、心配になるのは当然かもしれません。
今日はそんな心配が、なくなってしまう合言葉をお伝えします!
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私がキッチンに立つと、愛犬は自分のご飯を作っているとわかるのでしょうか?「ボクのごはんだよね♪」と期待いっぱいの顔をして、ごはんの完成を待っています。
そんなに期待されたら・・・頑張って作っちゃいますよね^^
でも、ちょっと気になってしまうのが栄養バランス。いろいろと食べていれば栄養バランスは自然に取れますが、それでも心配してしまう心配性な飼い主さんもいます。
でも、もう心配しなくて大丈夫です。その心配、消してしまいましょう。
栄養バランスをとるために活用したい合言葉があります。その言葉を使ってレシピをチェックしてみれば、栄養バランスがとれているかどうかの目安になります。
私もいつも合言葉を使ってチェックしています。
合言葉は「まごわやさしい」
その合言葉とは「まごわやさしい」です。食材の最初の頭文字をとって並べた言葉なんですよ!
頭文字に当てはまる種類の食材が、手作りごはんに入っているかどうか、レシピをチェックするだけで、ヘルシーでバランスのとれているごはんかどうかの目安になります。
この言葉は元々、人間の食事の栄養バランスをわかりやすくとれるように考えだされたものですが、犬の手作りご飯にも応用できます。
「まごわやさしい」で使われている食材とは
さっそく「まごわやさしい」があらわす食材を下の表で見てみましょう。どのような食材をあらわしているのでしょうか?
【まごわやさしい】食材
- ま:まめ 豆類。大豆製品など。豆腐、味噌
- ご:ごま ごまなどの植物のタネや実など
- わ:わかめ 海藻類。ワカメ、昆布、ひじき、海苔など
- や:やさい 野菜類。菜っ葉、根野菜。赤・緑・白の野菜があれは尚可。
- さ:さかな 魚介類。白身や青魚、小魚や貝類。
- し:しいたけ キノコ類。えのきたけ、まいたけ、マッシュルームなど。
- い:いも イモ類…さつまいも、じゃがいも、里芋など
「まごわやさしい」の〈さ〉は魚をあらわしていますが、犬の場合は魚(肉)と思ってもいいかもしれませんね。魚も積極的に使いたい食材ではあります。しらすなどの小魚をトッピングするのもいいですね。カルシウムをはじめ、シラスの栄養素を取ることができます。
こうして見ると、「まごわやさしい」にあらわされる食材は、もともと日本人にとっては、なじみのある食材ばかりです。「まごわやさしい」は和食のメリットをわかりやすく言い表した合言葉だといえるでしょう。
和食は世界的に見ても、健康食として高く評価されています。和食は、2013年12月にユネスコ無形文化遺産に登録されています。
もちろん和食は犬のごはんにもピッタリです。愛犬は、ユネスコ無形文化遺産のごはんを食べられるのですから、考えてみたらスゴいことですよね。
日本の手作りごはんは海外に自慢できるものなのです。
和食の健康増進効果
合言葉をご飯に組み込むことで、健康増進効果があると言われています。和食はとてもヘルシーな食事なんですよね!
どのような効果が得られるかというと、
- 生活習慣病の予防
- アンチエイジング
- 皮膚や粘膜の抵抗力の強化
- 疲労回復骨を丈夫にする
などが挙げられます。
このような健康効果は、人間だけでなく和食を食べる愛犬にも期待できます。
但し、手作りごはんの効き目はマイルドにジワジワくるものなので、長い目でみることも大事です。過度に期待しすぎないようにしましょう。
まとめ
「まごわやさしい」とは、バランスのとれた日本食の良さを、一口でいいあらわす合言葉です。合言葉を使えば、犬の手作りごはんの栄養バランスをチェックすることもできます。
1回の食事にすべてが含まれていなくても大丈夫です。今日含まれていなかったら、次回のごはんで使うなど臨機応変に構えましょう。
食べた食材が、すべて体に消化吸収されるとは限らないのですし、1日ですべての栄養をとろうと欲張らなくても大丈夫です。
自信を持って楽しんで作っていきましょう!