手作りごはんに変えたら、喜んで食べてくれるようになりました。でもその数日後に愛犬が体調を崩しました。体調を崩した原因は手作りにあるのではないでしょうか?ウチの子には手作りはあわないみたいなので、ペットフードに戻そうと思っています。
“自分が作った手作りごはんのせいで、愛犬が病気になってしまった”
手作りごはんを食べている子でも体調を崩すことは普通にあります。愛犬が体調を崩すと、その原因は手作りごはんにあると思い込んでしまう飼い主さんがいます。なかには深刻に考えすぎて、自分を責めてしまう人もいるんです。
では、ほんとうに手作りごはんが原因で体調を崩すことがあるのでしょうか?
手作りごはんが体調不良の原因になる?
まず、大切なことなので覚えておいてほしいのですが、手作りごはんは犬のからだにやさしい食事です。からだに悪いものではありません。
タマネギの山盛りを食べさせるとか、毎日食パンだけしか与えないといった、偏りすぎのごはんでない限り大丈夫です。
たまたま傷んでいるものを食べてしまったとか、食べ過ぎてしまってお腹を壊すことはあるかもしれませんが、手作りごはんそのものに原因があるわけではないですよね。
手作りごはんだけが原因で、体調不良になることは、まずないのです。
犬の体調不良の原因はなんだろう?
では、犬の体調不良にはどのような原因が考えられるでしょうか? これはケースバイケースです。
たとえば、
◎季節の変わり目の温度差に、体力を奪われた。
◎疲れが溜まっていた
◎病原体やウイルスなどに感染してしまった
◎なんらかの原因で生活リズムが崩れた
◎環境の変化でストレスを感じていた
など。
ふだんから普通に食べていても、疲れやストレスが溜まっていると、病原体やウイルスに負けて風邪を引いたり、お腹を壊すことがあります。ストレスなど、日常のさまざまな要因から免疫力が低下してしまうことがあるからです。
このような体調不良は、わたしたち人間にもよくあることです。では、あなたが体調不良になったとき、あなたはこう思うでしょうか?
「この体調不良は、手作りごはんを食べたことが原因だ! 栄養バランスのとれたフードバーを食べておけばよかった・・・」
と。
・・・おそらく思いませんよね(笑)
食生活の乱れが原因で体調不良になることはあっても、おウチの手作りごはんが原因で体調不良になるとは思わないハズです。
むしろ体調不良のときほど、外食やコンビニで済ませずに、「ちゃんと食べよう」と自宅でごはんを作りませんか?
そのほうが、体にやさしく健康に良いとわかっているからですよね。家で作るごはんが、体にやさしく健康に良いのは、犬だって、おなじなのです。
体調を崩したときほど手作りごはん
手作りごはんは人のからだにも、犬のからだにもやさしいごはんです。極端な偏食をさせない限り、栄養バランスが崩れることはありませんし、家庭の手作りごはんが原因で、体調を崩すこともまずないでしょう。
それに栄養バランスは、崩そうとしても、そう簡単に崩せるものでもないのです。だから、心配しなくて大丈夫です(^^)
むしろ体調を崩したときほど、手作りごはんの良さを発揮するときではないでしょうか?
健康なときはバリバリ食べられるドライフードも、体調が悪いときは食べる気がしなくても無理はありません。そんなときに、ほぐしたササミを入れた、あたたかいおかゆが目の前に差し出されたらどうでしょう?
ホッとするのではないでしょうか。きっとやさしく体になじんでくれることでしょう。このように、手作りごはんは愛犬の体調にあわせて用意することもできます。ステキですよね。
まとめ
手作りごはんを食べている愛犬が体調不良になると、手作りごはんに原因があるのでは?と考える飼い主さんがいらっしゃいますが、極端に偏ったごはんを与え続けないかぎり、手作りごはんだけが原因で体調不良になることはまずありません。
体調不良になるきっかけは、季節の変わり目や、疲労、ストレスなど、さまざまなことが考えられます。
わたしたち人間が何を食べていても、体調不良になることがあるように、愛犬たちだって何を食べていても体調不良になることがあって当たり前なのです。
体調不良のときこそ、手作りごはんのメリットを活かすときです。手作りごはんは体調に合わせたメニューを作ってあげられます。
愛情こめて作った手作りごはんで、あなたの愛犬の健康をサポートすることができるのです。ステキですよね!
ママの手作りごはんで、愛犬はきっとスグに元気になれることでしょう。