犬が食べると危険といわれる食材について正しく理解する方法

 

 

《飼い主さんのお悩み》
手作りごはんを作ってあげたいのはやまやまなんですが、タマネギなど犬に食べさせては危険な食品もたくさんあるようなので、もし使ってしまったらと思うと心配になってしまいます。

 

 

愛犬に手作りごはんを作ってあげたいけど、もし食べてはいけない食材をうっかり使ってしまって、愛犬がお腹を壊したらどうしよう・・・?

 

そんな不安を覚える飼い主さんは多いものです。

 

 

手作りごはんに使うと危険な食材って?

 

 

犬に食べさせてはいけないといわれている食材には色々なものがあります。

 

代表的なものとしては玉ねぎや長ネギなどのネギ類ですね。にんにく、しょうが、ニラなど、刺激の強いものは避けたほうが良いといわれています。

 

上記のほかにも下記の食材をNGとしているサイトもありました。

 

ほうれん草・たけのこ・きのこ・ナッツ類・ぶどう・チョコレート・蜂蜜・アボカド・じゃがいも・ナス・アスパラガス・ピーマン・トマトなどです。

 

こんなにもNGな食材があっては、何を食べていいのかわからなくなってしまいますね。

 

 

確かに食べないほうが良い食材もあります。

 

 

 

ジャガイモの芽には中毒を起こす成分が含まれているから危険!?

 

 

たとえば、ジャガイモだったら芽の部分ですね。ソラニンやチャコニンが含まれていますので、食べるときは取り除いてください。これは犬だけでなく、人間も同様です。

 

ソラニンやチャコニンを食べてしまうと、吐き気や下痢、おう吐、頭痛、めまいなどの症状が出る場合がありますのでしっかり取り除きましょう。

 

皮が緑色になっていたら、緑色の部分がなくなるまで厚く皮をむきます。良くない部分を取り除けば、安全においしく食べることができます。

 

ジャガイモは体のエネルギーになりやすい野菜なんですよ。じゃがいもに含まれるビタミンCは熱に強く壊れにくいという特徴があります。

 

痩せすぎの子や、体力をつけたい子には食べさせてあげたい食材のひとつです。飼い主さんと一緒におやつに食べてもいいですね。

 

芽の部分や、緑色の皮の部分を食べるのは危ないからといって食べさせないなんて、どこかヘンではないでしょうか?

 

取り除けば食べられますよ^^

 

 

 

ほうれん草に多く含まれるシュウ酸で尿路結石症のリスクが高まる?

 

 

ほうれん草もシュウ酸が含まれているので、与えないほうがよいという意見もあります。

 

シュウ酸を摂りすぎると尿路結石症のリスクが高まるといいますが、シュウ酸は、ほうれん草を茹でることで、お湯の中に溶け出しますので、お湯を捨ててしまえば摂取量は減ります。

 

また、食べさせるときにゴマと合えたり、かつおぶしをトッピングするなど、カルシウムを多く含む食材と合えれば、シュウ酸を中和することができるので、尿路結石のリスクもグッと低くなります。

 

人は昔から、ほうれん草をゴマ和えや、かつおぶしを薬味にして食べてきました。シュウ酸を中和する方法を昔ながらの知恵で知っていたんですね。

 

 

 

 

このように、食べてはいけないと言われている食材でも、少し工夫で食べられるようになります。

 

ほうれん草は栄養価の高い野菜なので、手作りごはんに使いたい野菜のひとつです。飼い主さんの手で栄養たっぷりの食べられるおかずに変えてください^^

 

 

 

情報を鵜呑みにするのはやめて、考えるクセをつけよう

 

 

食べてはいけないという情報を目にしたときは、すぐに鵜呑みにして遠ざけるのではなく、少し考えてみましょう。

 

食べてはいけないといわれたその食材は、、

 

  • ひとくちでも食べたら命が脅かされるようなものなのか
  • なぜ食べると、どのような危険があるのか?
  • 少し食べるくらいなら健康に良いのではないか?

 

を確認するクセをつけるようにしましょう。

 

 

危険といわれているものでも、

 

  • 危険な箇所を取り除く
  • 加熱する
  • (果物など)熟すのを待つ

 

など、工夫しだいで食べられるものも多いのです。

 

 

食べられるのに避けてしまっては、愛犬が栄養をとる機会が減ることになります。色々なものを食べられるのが手作りごはんの醍醐味ではないでしょうか?

 

食べ物に関しては、もはや死語になっているかもしれませんが、ファジーな感覚で対応することも大事ではないかと思います。

 

ネットには、いいかげんな情報も多いので、振り回されないように気をつけてください。