人間用の料理に使った糸こんにゃくを、犬の手作りごはん用に少し取り分けておきました。
使うときは、細かく刻んで他の具材と一緒に煮込みます。きのことおなじで、消化がよくないので細かく刻んで使っています。
「犬の手作りごはんにこんにゃくを使っています」というと「こんにゃくを犬に食べさせてもいいんですか!?」と驚かれることがありますが、基本的には大丈夫ですよ^^
犬はこんにゃくを食べられます
犬はこんにゃくを食べることができますが、こんにゃくに対するアレルギーがあるなど、体に合わない要素がある場合は食べないほうが良いです。
犬それぞれに体質があるので「ウチの子の場合はどうか?」と考えることが大事です。
また、当然ながら、食べる量は加減が必要です。
こんにゃくは消化の良い食材ではありませんから、食べさせすぎるのはよくありません。たとえば、手作りごはんの3割がこんにゃくだったりしたら多すぎますよね。
しかし、何食分か、まとめてごはんを作るときに、小鉢に一杯程度のこんにゃくを鍋に入れるくらいはどうでしょうか?
適量のこんにゃくを使うことで、他の食材との食べあわせによって健康効果が得られることはあっても、健康を害するほどのデメリットがあるとは思えません。
こんにゃくの栄養素は?
こんにゃくの97%は水分でできており、主成分はグルコマンナンといわれる水溶性繊維質と呼ばれる食物繊維です。
食物繊維は腸内の細菌のエサとなり、腸内環境を整えます。糖質や脂質の吸収を抑制する効果もあります。
食物繊維以外に目立った栄養素はありませんが、こんにゃくにはカリウムやカルシウムも含まれています。こんにゃくの黒いつぶつぶは、ひじきなどの海そうです。
こんにゃくの種類
こんにゃくには、板こんにゃく・玉こんにゃく・糸こんにゃく・つきこんにゃく・さしみこんにゃくなど、名称は色々あります。
ですが、こんにゃくの原材料は、こんにゃく芋を乾燥させて粉末にしたタイプと、こんにゃく芋をすりおろしたタイプの2種類です。
2種類のうち、こんにゃく芋をすりおろして作るこんにゃくは、生芋こんにゃくと呼ばれ、セラミド(植物性グルコシルセラミド)と呼ばれる成分が含まれています。
セラミドには肌のうるおいを保つ保湿効果があるんですよ。人間の化粧品にも使われている成分です。
犬の皮ふも乾燥しやすいですから、手作りごはんに使うなら生芋こんにゃくのほうが良いかもしれませんね。
人間が食べるこんにゃくをおすそ分けして、多少でも愛犬の保湿に役立つなら、やはり食べさせてあげたいと思います。
おくらや納豆、サトイモ、なめこなどのネバネバ食材とあわせて食べるのも良いと思います。
ネバネバ食材には、保水力のあるムチンという保水力のある栄養素が含まれているので、こんにゃくと合わせて食べることでさらに保水力がアップするかもしれません^^
こんにゃく単品では、栄養こそほとんどありませんが、このように他の食材とあわせて食べることで、相互作用により健康効果が高まることもあるのではないでしょうか?
色々な食材を食べられることが、手作りごはんのメリットあり、醍醐味なんです。
我が家のケースはひとつの参考例
我が家の手づくりごはんには、ときどきこんにゃくを使っていますが、それで愛犬がお腹を壊したことは一度もありません。
だからといって、あなたの愛犬も体調を崩さないとは申しません。ウチの子は、食べても問題がない体質だというだけのことです。
もし食べさせることに不安を感じるなら、食べさせる必要もないんですよね。こんにゃくに愛犬にゼッタイ必要な栄養素が含まれていることもないので、無理に食べさせなくても良いわけです。
飼い主が不安を感じながら食べさせても、良くないですし、愛犬も美味しいとは思わないと思います^^;
この記事は「こんにゃくを食べさせてみようかな~?」とポジティブに思う飼い主さんの参考になれば幸いです。
我が家の愛犬のケースは、一事例として捉えてくださいね!