今日のごはんは、野菜の煮物に生馬肉のミンチを混ぜた一皿です。
使った野菜は、さつまいも、大根、かぼちゃ、にんじん、えのきだけ、小松菜、豆腐、ワカメです。さつまいもは煮崩れて小さくなってしまいました(笑)
あわせた馬肉は、冷凍の馬肉ミンチです。馬肉は犬の手作りごはんにおすすめの食材です。特にシニア層の犬には良いといわれています。
我が家では、人間用の馬刺しを整形するときに出た端の部分をミンチにした製品を選んで使っています。
馬肉をおすすめする理由
我が家で手作りごはんに馬肉を使うようになったのは、つい最近のことです。
愛犬も9才になり、シニアの領域に入りつつあり、年齢相応のトラブルなども見られることから、いつまでも元気でいられるように、馬肉を取り入れることにしました。
馬肉は他の肉類に比べて栄養たっぷりですし、滋養強壮にも良いですからね!
馬肉のパワーって、スゴいのです。
栄養価が高い!
馬肉は牛肉や豚肉、鶏肉に比べて低カロリーで高タンパク。それでいて含まれる栄養素は豊富です。シニア犬も効率よく栄養素を摂ることができます。
以下に馬肉の特徴をまとめました。
- 低カロリー
馬肉はとても低カロリー。100グラムあたり110kcalほどです。カロリーが低いといわれる鶏のササミが100グラムあたり105kcalですから、馬肉はササミとおなじくらい低カロリーであることがわかります。
- ビタミンやミネラルが豊富
馬肉の特徴として鉄分が多いことも挙げられます。馬肉が他の肉に比べて赤く見えるのは鉄分が多いからです。ほうれん草やひじきよりも多くの鉄分を含んでいます。
カルシウムも多いです。牛肉や豚肉に比べ、なんと2倍のカルシウムを含んでいます。
その他、皮ふや目、粘膜を守るビタミンA、血行を促進するビタミンE、エネルギーを効率よく燃やすビタミンB、ビタミンB12なども、牛肉や豚肉よりも多く含んでいます。
滋養強壮にも期待
- グリコーゲンが豊富
グリコーゲンとは多糖類で馬肉の甘みの元にもなっている成分です。「糖源」とも呼ばれエネルギーの元としてからだに貯蔵されています。
このグリコーゲンを燃やすことで、筋肉の活力になるのです。疲労回復や集中力のアップ、血糖値を調節する効果もあります。
わたしたち人間も馬肉を食べると元気になりますが、それは豊富なグリコーゲンのおかげかもしれませんね。もちろん愛犬も元気にしてくれることでしょう。
- 不飽和脂肪酸が多い
馬肉の脂肪は、リノール酸・α-リノレン酸・オレイン酸などの不飽和脂肪酸が多く含まれています。馬肉には血液サラサラ効果が期待できるということです。
不飽和脂肪酸というと、マグロやカツオ、イワシなど、魚から摂取するイメージがありますが、馬肉を食べることでも摂ることができるんですね。魚が嫌いな子でも馬肉なら食べられるかもしれません。
愛犬だけでなく、人間も一緒に食べたほうがよさそうですね!
安全性が高い
これまで書いてきたことから、馬肉がからだに良い食材で、手作りごはんにおすすめする理由がご理解いただけたと思いますが、もうひとつ、馬肉を使うメリットがあります。
それは、馬肉は汚染が少ないこと。
馬肉は、牛肉や豚肉、鶏肉とは異なり、添加物やホルモン剤のような薬物が使われていないので肉質がナチュラルだといわれています。ジビエに近いのかもしれませんね。
まとめ
馬肉は栄養が高く、体にやさしい手作りごはんにおすすめの食材ですが、デメリットもあります。
それは手に入りにくいこと、価格が高いことです。地域にもよるのかもしれませんが、近所のスーパーで購入できるものではありませんし、一般的な肉に比べると価格も高いです。
毎食馬肉メインにするのは、お財布に厳しいかもしれませんね。冷凍なので長期保存できますから、週に一度だけ馬肉の日を作るのもいいでしょう。
できる範囲で、馬肉を手作りごはんに取り入れることをおすすめします。
すばらしい肉を提供してくれる馬に感謝の心を忘れないようにしたいですね。