アーモンドは栄養がたっぷり詰まっている木の実ですが、犬に食べても大丈夫なのでしょうか?
答えはイエス! 犬はアーモンドを食べても大丈夫です。だけど、そのままパクパクと食べていいわけじゃあないんです。
アーモンドには種類があるし、食べさせるときは気をつけたいこともあります。
今回は愛犬に安心してアーモンドを食べさせてもらうために、
- アーモンドの種類と選び方
- 保存方法
- 栄養素
- 食べさせるときの注意
などをお伝えします。
アーモンドについて正しく理解することで、安心して食べさせられるようになりますよ!
アーモンドの種類と選び方
アーモンドはバラ科サクラ属の落葉高木の植物です。サクラ属というだけあって、アーモンドの花は桜にそっくりなんですよ!下の写真がアーモンドの花ですが、ほんとうに桜にそっくりですね。
アーモンドは梅に似た果実をつけますが実は食べることができません。中身のアーモンドだけが「生アーモンド」として食用になります。
アーモンドの種類は細かく分けると100種類以上あるそうですが、大きく分けるとスイートアーモンドとビターアーモンドの2種類です。食用として使われているのはスイートアーモンドのほうで、ビターアーモンドは野生種に近くオイルや香料などの製品に使用されます。
スイートアーモンドは、生のままの生アーモンド・軽く塩味のついたフライドアーモンド・火で炙った素焼きアーモンドの3種類がありますが、愛犬に食べさせるのは素焼きアーモンドが良いでしょう。
保存方法
素焼きのアーモンドはカリッと香ばしくて美味しいものですが、時間の経過と共に酸化して風味が落ちるので密閉できる容器に小分けして冷暗所で保存します。冷蔵庫でも保存できますが、アーモンドは匂いが移りやすいのでご注意ください。
冷凍することもできます。冷蔵と同じく小分けしてしっかり密封して冷凍庫へいれます。一か月くらいは保存ができますよ。冷凍した保存したアーモンドは、解凍してから軽く炒ってもいいですね。風味が蘇ります。
栄養素
ビタミンE
アーモンドには抗酸化作用に優れたビタミンEがたっぷり含まれています。ビタミンEは老化の原因である活性酸素の攻撃から細胞膜を守ってくれるビタミンです。
血流を良くする作用や、お肌を若々しく保つ作用も期待できるためビタミンEは若返りのビタミンとも呼ばれています。
オレイン酸
アーモンドには血液をサラサラにする作用が期待できる不飽和脂肪酸のオレイン酸がたっぷりと含まれています。100g中35gもオレイン酸が含まれているんですよ!これはゴマの約1.8倍の量にあたります。
食物繊維
アーモンドには食物繊維もたっぷり!ゴボウの2倍、レタスの9倍もの食物繊維が含まれています。
このほかにもアーモンドには、脂肪燃焼を促すビタミンB1やビタミンB2、カルシウム、マグネシウム、リン、亜鉛などもバランスよく含まれています。
食べさせるときの注意
アーモンドは天然の栄養素がたっぷりで、健康やアンチエイジングにもおすすめできますが、愛犬に食べさせるときは注意が必要です。
丸ごと与えない
アーモンドは丸ごと与えないようにしましょう。そのままツルッと飲み込んで喉に詰まったりしたら大変です。
スライスしたものや、粉末状になったアーモンド・プードルもおすすめです。ふりかけとしてごはんにトッピングすることもできます。
食べさせすぎない
また、アーモンドはいくら体に良いとはいっても脂質が多いです。食べ過ぎると太ってしまう可能性もあるので気をつけてくださいね!
また食物繊維も多く、消化は良いともいえないので与えるのは少量にしましょう。毎日少しずつ食べたほうが効果的です。
愛犬の健康とアンチエイジングに多いに役立てくださいね^^
まとめ
❑アーモンドの種類と選び方
アーモンドの種類は細かく分けると100種類以上あります。大きく分けるとスイートアーモンドとビターアーモンドの2種類で食用として使われているのはスイートアーモンド。
スイートアーモンドは、生のままの生アーモンド・軽く塩味のついたフライドアーモンド・火で炙った素焼きアーモンドの3種類があります。
❑保存方法
時間の経過と共に酸化して風味が落ちるので密閉できる容器に小分けして冷暗所で保存。冷凍も可能です。
❑栄養素
ビタミンE・オレイン酸・食物繊維をはじめ、脂肪燃焼を促すビタミンB1やビタミンB2、カルシウム、マグネシウム、リン、亜鉛などもバランスよく含まれています。天然のサプリメントと呼ばれるほど栄養が豊富です。
❑食べさせるときの注意
消火が良いとはいえないので丸ごと与えないようにします。また脂質も多いので食べさせすぎないように注意しましょう。
上手に使って健康に役立ててくださいね。