ウチの愛犬(9才)は、いまは元気に過ごしていますが、じつは「ギックリ腰」持ちです。初めてギックリ腰の症状が出たのは8才のときでした。
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愛犬がぎっくり腰になった日
ある冬の日、家のなかでおもちゃの取りっこをして遊んでいたときに、突然「キャーン!」と悲鳴をあげたかと思うと動けなくなりました。
「どうしたの!!」と声をかけるも、愛犬は痛いのか動けない様子。小刻みに震えて「キャヒンキャヒン」と声にならないような鳴き声をあげています。
「まさかヘルニア?」と焦りつつ、すぐに動物病院へ車を走らせました。診察を受けたところ獣医師さんは「たぶん、ギックリ腰ですね」と仰いました。
「ギックリ腰ですか!!?」
犬にもギックリ腰があるんだと驚きました。飼い主のわたしもぎっくり腰を持っているのでさらに驚き(汗)
「ギックリ腰というか、軽いヘルニアのようなカンジですね。この程度の症状なら、完治すると思いますよ」というので本犬は辛そうでしたが、少しホッとしました。
この日は、注射2本を打ち、飲み薬2週間ぶんを頂いて帰りました。
「これで良くならないときは、関節にいいサプリもあるので使用を考えましょう」とも。
生まれつき骨格が正常ではなかった!?
また、この日の治療でわかったことですが、じつは我が家の愛犬、生まれつき骨格の形成が正常ではありませんでした。
先生に「この子は腰の部分が少し、おかしいですね。たぶん生まれつきだと思いますよ」と、左後ろ足のぶんばりがきかないことを指摘されたのです。
どういう状態かというと、たとえば、家のトイレでオシッコをするときです。愛犬は家でトイレをするとき、女のコのように腰を落としてオシッコするのですが、左後ろ足だけがふんばりがきかずシーツの上をズズ~ッと滑っていきます。
わたしはシーツの表面がスベスベしているから足が滑るのだと思っていましたが、じつはそうではなくて踏ん張れないだけだったようです。
・・・この事実に、わたしは8年間、まったく気づいていませんでした。これまでいくつもの動物病院にお世話になっていますが、初めて指摘された衝撃の事実です。
見抜いた先生の観察力にも驚きです。
ぎっくり腰という形で症状が出たのは、やはり加齢もあるのでしょう。8才といえば、そろそろ健康上のトラブルも出始める時期でもあります。
これからは関節に良いものを食べさせるなど、飼い主としてできるサポートをしてあげなくては!
コラーゲンとコンドロイチンを食べさせよう
わたしにできることは食からのサポートがメインです。関節にいいものを食べさせてあげることにしました。
関節のために良いものというと、まず頭に浮かんだのはコラーゲンです。
お肌のため美容のため女性からの支持が高いコラーゲンですが、軟骨の水分や、弾力性を保ち、柔軟にする役目もあります。つまり関節にも良いのです。
コラーゲンと同様に大切なのがムコ多糖類の一種であるコンドロイチンです。たんぱく質であるコラーゲンと結びつき、コラーゲンの働きを支える役割を担っています。
コラーゲンとコンドロイチンは、お互いを必要とするパートナーのような存在だと考えるとわかりやすいかもしれません。
コラーゲンとコンドロイチンを多く含む食材は?
病院では関節に良いサプリもあると勧められましたが、まずはサプリに頼らず様子をみることにしました。
サプリに頼らないかわりにコラーゲンやコンドロイチンは積極的に摂っていきます。では、コラーゲンとコンドロイチン、それぞれを多く含む食材にはどんなものがあるでしょうか?
コラーゲン(たんぱく質)を豊富に含まれている食材
- 手羽先
- 軟骨
- 皮
- スジ肉
- 牛テール
- 魚の皮
- 鮭
- エイヒレ
- ゼラチン
など、ざっと挙げただけで9種類があります。
これらの食材にはコラーゲンがたっぷり含まれていますが、脂質も多いので与えすぎには注意したいですね。
コンドロイチン(ムコ多糖類)を多く含む食材
- 納豆
- ヤマイモ
- サトイモ
- おくら
- モロヘイヤ
- ナメコ
- メカブ
- ワカメ
などです。
これらの食材をみると、ネバネバな食材に多く含まれていることがわかります。
ネバネバな食材はからだに水分をキープする保水力がありますので、アンチエイジングに効果があります。積極的に食べましょう。飼い主さんもご一緒に^^
幸い、愛犬のぎっくり腰は、注射と投薬のおかげでほとんど良くなりました。お散歩もふつうにできます。
でも無理をすると症状が出ないとも限らないので気をつけています。
高いところへの乗り降りも禁止することにしました。パピヨンという犬種はピョンピョンと飛び跳ねるコが多い気がします。
愛犬も人間用のベッドに平気で乗り降りしていたので、いまはもう禁止しています。不満そうですが、関節の健康を思えば仕方がありません・・・。ガマンしてね。
最後に ~愛犬と一緒にアンチエイジング~
犬は人間の4倍のスピードで年を取っていきます。つまり4か月が人間の1年に該当するのです。迎えた当初はパピーだった愛犬も、時間とともに飼い主の年齢に近づき、そして追い越していきます。
そう思うと少し寂しい気持ちにもなりますが、年齢を重ねるほどに愛犬との信頼関係は深くなっていくものです。シニアに近づくにつれて一緒に過ごす時間が、とても貴重なものに思えてきました。
飼い主もアラフィフな年齢ですので、一緒にアンチエイジングを楽しみながら、愛犬が健やかな毎日を、心楽しく、犬らしく楽しめるよう食を通してサポートしていきたいと思っています。