犬の手作りごはんにはカルシウムのサプリメントを使ったほうがいいの?

 

 

さっそく今日のお悩みを見てみましょう。

 

 

《飼い主さんのお悩み》
手作りごはんに詳しい人に、手作りごはんはカルシウムが不足するからカルシウムのサプリメントをあげた方が良いと言われました。足したほうが良いでしょうか?

 

 

カルシウム不足のご心配ですね。

 

「犬は多くのカルシウムが必要とするから、サプリメントを与えたほうが良い」という人は多いですが、じっさいには特別に与えなくても大丈夫です。手作りごはんだけでも、じゅうぶんなカルシウムを摂取できます。

 

カルシウムは色々な食材に含まれています。色々な食材をまんべんなく食べていれば、不足しません。体の調整機能が食材に含まれるカルシウムを上手に活用していきます。

 

ただ、もし、サプリメントを与えたほうが安心できると仰るなら、サプリメントを使うのもアリだと思います。手作りごはんを心配しながら作ってほしくないからです。

 

 

 

犬はカルシウムのサプリメントが必要?

 

 

 

犬が1日に必要とするカルシウムの量

 

 

犬が一日に必要とするカルシウム量は、体重1kgあたり100~120mgといわれています

 

体重5キロの犬の場合、1日に必要なカルシウムの量は、1,000~1,200mgです。

 

もしも、牛乳でカルシウムをとるなら、牛乳に含まれるカルシウム量は100ml当たり110mgですから、毎日約1リットルの牛乳が必要になります。

 

そんなに飲んだら、おなかがタプタプになるか、お腹を壊してしまいそうです。

 

 

 

野菜に含まれるカルシウムもあなどれない

 

 

卵の殻をカルシウム源として与えている飼い主さんもいますが、野菜や、海藻に含まれるカルシウムの量もあなどれません。

 

たとえば、切干大根(乾)は100g中、カルシウムの含有量は540gです。

 

その他の野菜でも、それぞれ100g中のカルシウムの含有量は、

 

  • モロヘイヤ 260g
  • かんぴょう(乾) 250 g
  • だいこん(葉・ゆで) 220 g
  • 小松菜 150 g
  • 木綿豆腐 120g

 

です。

 

含有量だけ見れば牛乳を超えています。こうした野菜を摂るだけでもカルシウムの摂取量は増えていきます。

 

 

 

大型の植物食動物(草食動物)のカルシウム源は?

 

 

動物性のカルシウムと、植物に含まれるカルシウムでは、吸収率が違うという話もありますが、ほかの動物に目を向けてみると、あまり関係ないようにも思えます。

 

たとえば、ゾウやキリン、サイなど大型の植物食動物(草食動物)のことを考えてみてください。かれらは植物だけを食べていますよね。

 

植物に含まれるカルシウムだけを使って、あの大きな体の骨を維持し、キバや角を作り出しているのです。考えてみたらスゴいことだと思いませんか?

 

 

 

 

 

最後に

 

 

大型動物を見れば、植物に含まれるカルシウムだけでも、じゅうぶん活用できることがわかります。

 

犬は肉食に近い雑食ですから、植物以外からも、カルシウムを摂取することができます。

 

何もサプリメントに頼らずとも、色々と食べていれば自然と摂れるものですし、しっかり運動することで骨となり、体を動かす要素となっていきます。

 

決められた数値のぶんだけ摂れば良いわけではないんですよね。

 

じっさい、我が家で手作りごはんで育てた犬たちは、カルシウムのサプリメントなどは使いませんでしたが、がっしりとした骨太の犬に育っています。

 

カルシウムを豊富に含む食材を使うことを意識して、あとは食べたカルシウムが骨に吸着するよう毎日しっかり歩くことを心がけました。

 

運動はカルシウムを摂ることと同じくらい大事です。

 

 

元気な犬を作るのに一番大切な要素は、じつは、

 

食う、寝る、遊ぶ!

 

・・・ことなのかもしれません。